銀行系のフィッシング詐欺サイトが急増している。ネット詐欺のセキュリティソフトを提供するBBソフトサービス(東京都港区)の調査によると、2022年9月度の報告件数が前月比で180倍に増加した。不正者の詐欺の手口が、これまで主流だったクレジットカード向けから銀行向けに移行しているようだ。
同社のセキュリティソフト「詐欺ウォール」による詐欺サイト検知数は9月で約493万件。8月と比べ28万件以上も増加した。フィッシング詐欺サイトのカテゴリ別構成比では、8月まで1%以下だった銀行が30%を超えた。一方でクレジットカードは40ポイント低下し約51%となっている。