BPO専業の「プレステージ・インターナショナル」成長持続に向けAIやテレマティクスを活用

プレステージ・インターナショナル株式会社(以下、プレステージ)は、企業の業務を切り出して受託するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)専業企業です。
海外における日本語アシスタンスプロバイダとして1986年に創業。創業の背景には、代表の玉上進一氏が7年間に亘るアメリカでの実体験が活かされたと言います。海外で困難に直面した日本人旅行者や駐在員が母国語で相談できる窓口を作りたいというのが起点となりました。
やがてプレステージは、クレジットカード会社向けのカスタマーサポートや旅行保険の緊急支援など、他社の業務を代行する形でサービスを拡大してきました。長きにわたって事業を成長させましたが、ここ数年は利益の伸びが鈍化しています。
プレステージが展開する事業のうち、売上高がもっとも大きいのがオートモーティブ事業。自動車メーカーや損害保険会社向けに、24時間365日対応のロードアシスタンス(故障・事故対応サービス)を提供するものです。