メカトロニクスで製造業を変える!安川電機の成長戦略とは?

北九州市発祥のモーターメーカーとして創業し、産業用ロボット分野でも世界トップクラスの存在感を誇る安川電機。サーボモーターからインバーター、産業用ロボットまで主力製品は世界有数のシェアを持ち、国内外の製造業で欠かせない企業へと成長しました。
2025年現在、同社は創業から110年近くを経て、第4次産業革命やDXの波に乗り、新たなステージへの変革を図っています。2025年2月期には4期ぶりの減収となりましたが、それでも最終利益は増益を確保するなど底力を見せました。
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最近取り上げているように、米トランプ政権による関税強化策は、米国内にサプライチェーンを戻す(リショアリング)ことが目的の一つ。”スマート工場”の文脈で言えば、安川電機もテスラの求人票に登場する(技術者に経験が求められる)ベンダーの一つ。関税自体が逆風ではあるものの、今後の動向に注目したい企業です。
本記事では、「北九州で生まれた百年企業」としての沿革や起源から、「ロボットだけじゃない稼ぐ構造」、中期経営計画『Realize 25』が推進する変革ドライバーに焦点を当てます。その先に同社が掲げる「社会課題解決型企業への進化」とは一体どのようなものなのでしょうか?